自分の行く手を阻む「アホ」な輩たち。一体どう対処すればいいのか。ここは、『頭に来ても……』の著者、田村耕太郎さんに聞いてみよう。

「どんな場合にも共通する答えがあります。それは『人生は思い通りにならない』ということです。ほとんどの人の不満は『思い通りになる』という前提からきている。だから諦めなさいということではなくて、だからこそ、少しでも思い通りになった時にものすごく充実感があると思うんです」

 もっとも田村さんもその境地に達したのは最近のことと言う。若い人にわかってもらえないのは当たり前とも。ただ、

「違和感があっても、安定した結果を出すためには、気持ちの安定が一番。そのためには、『そんなもんなんだ』と思うことが大切なんです」

(文中一部敬称略)(フリーランス記者・坂口さゆり)

AERA 2019年6月3日号より抜粋

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