現金無しで株を買える──。4月からサービスを開始したSBIネオモバイル証券は、年間6888万人が利用するTポイントを、1ポイント=1円相当で株式投資に利用できるのが最大の特徴だ。
株式投資といえば最低でも数万円の資金が必要だが、同社では単元未満株取引で1株数百円からの投資が可能。しかも、月間約定代金50万円以下なら、月額200円(税抜き)の手数料で株を取引し放題と、投資の垣根を極限まで低くした。同社の口座経由なら、通常は10万円が最低投資額の全自動ロボット投資WealthNaviを1万円から始めることもできる。
SBIネオモバイル証券に参画したCCCマーケティングが「なぜ投資をしないのか」というアンケートを行ったところ、「失敗したときが怖い」(57.1%)を筆頭に「元手がない」「どこで始めればいいかわからない」といった回答が上位に並んだ。投資に立ちはだかる“初心者の壁”に挑む証券会社の挑戦はどんな結果を生むだろうか。
※AERA 2019年5月20日号