「猫好きは犬好きよりIQが高い」という調査結果があるという。マジで? 両派も中立派も入り乱れてご意見があるでしょう。そこでAERA増刊「NyAERA」では、ネットでアンケートにご協力いただきました。なかなか興味深い結果が出たようで。
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ネットでよく目にする、アンケート記事。
「結婚歴30年の妻の65.2%が、夫より飼い猫と一緒に墓に入りたいと回答」
みたいな見出しが付いた、あれのことをいう。ちなみに今書いた「65.2%」は、自分がたった今考えたフェイクニュース。なんで、間違っても人に言ったりしないように。
とにかく、そのアンケート記事の世界で格好のネタになりやすいのが、「猫好きvs.犬好き」バトルだ。
人数から年収、「好きな人に告白する回数」まで、たいていのアンケート調査で、犬派は猫派より優位に立つ時代が続いたが、ここ数年は数からして猫派が急伸。ほかのさまざまなポイントでも、猫派が優位に立つ事が多くなった。
そんなとき、とどめの一発がこんな調査結果だった。
犬好きより、猫好きのほうがIQが高い──。
ひー。やっぱり? しかもこれ、猫好きが流布したネガティブキャンペーンなんかではけっしてない。発信元は米国のキャロル大学。犬好きの人と猫好きの人、それぞれの特性を研究していた同大学の准教授が学生600人のIQを調べたところ、猫好きの学生のほうが、犬好きの学生よりIQが高いという結果が2014年に発表された。
たしかにそう言われてみると心当たりはなくもない。犬派の友人を思い浮かべてみても、単純で能天気な、犬キャラタイプが多い気がする。一方、猫好きの知り合いは、大人びていて思慮深い。決して騒ぎはせず、静かにすごいことを考えていそうなタイプが多い。
それにしても、IQまで高いって本当か? 手がかりを求めてAERAネットでもアンケートをとり、106人の読者の回答をゲット。ネットメディアをまねた、アンケート記事を作ってみることにした。