ただし、海外に目を向ければ、より高利回りのレンディングサービスもあるという。仮想通貨で2億円の資産を築いてシンガポールに移住した投資家のYouKさんが話す。
「海外の仮想通貨交換業者では、個人対個人でさまざまな仮想通貨を貸し借りできるサービスを提供しています。借り手が提示する希望利率を確認して、貸し先を選べるので、BTCが急騰した局面では『借りてきて売り仕掛けをしたい』というニーズが発生して、一時的に年利100%を超える利率を提示する人も現れる」
YouKさんは自動で高い利率の貸し先を選択してくれる有料bot(自動化プログラム)を利用して、レンディング運用だけで「コンスタントに年利50%以上を稼いでいる」という。海外交換業者のサービスはハードルが高いと感じるようであれば、まずは国内でお試しを。(編集部・川口穣、ライター・田茂井治)
※AERA 2018年7月9日号