周りを振り回す“話が通じない”人たち(※写真はイメージ)
周りを振り回す“話が通じない”人たち(※写真はイメージ)
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 ジェネレーションギャップなのか、はたまた語彙力の問題なのか。職場やプライベートで、「話が通じない」人に遭遇し、困った経験はないだろうか。AERAネットでアンケートを実施したところ、中身の濃い回答が寄せられた。

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 相手の言葉を読み誤ったり、そもそも読み解く気がなかったりする傾向は、ネット、とりわけSNSの普及による弊害では?と分析する声も相次いだ。

「何でも検索してすぐ答えが手に入るようになった分、考えなくなったのでは」(40代女性/埼玉県)
「スマホやSNSに慣れて、結論までが長い文章を読み切る集中力に欠ける人が多い」(会社員・30代女性/兵庫県)
「身内にだけ通じればいいという風潮を感じる。卒論指導で毎年『口語ではなく文語で書くように』と指導するが、ほとんどの学生が口語でしか書けない」(大学講師・40代女性/長野県)

 炎上や誹謗中傷を恐れ、価値観の近い人間が集まりがちなのがSNSの世界。それだけにちょっとでも意見されると「責められている」と思い込んで過剰反応する人も。

「うちの上司がそれです。リーダーシップに優れた人という触れ込みだったんですが、いざその下に配属されてみると非常に気難しい。おまけにリーダーシップを発揮する方向が明らかに違っていて、うちのチームだけあらぬ方向に引っ張られている。一体どこへ連れていかれちゃうのかと不安です」と話すのは、東京都の会社員の女性(46)だ。

 仕事は保険会社の事務。会社は膨大な書類をやりとりしていた請求業務をデジタル化した。情報の共有促進と時短のためで、その効果と進捗を測るため、使用する紙の量をチェックしているのだが、

「それをエコのため、とはき違えて。職場をクリーンに保ちましょうとか、机をきれいにしましょうとか言い出した」

 勘違いは随所で炸裂する。

「上長の会議で『パワハラに注意』という話題が出たそうですが、『上→下ばかりがパワハラではない』と聞いたら、その言葉だけに反応してしまって……」

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