Ayelet Shaked(アイェレット・シャケッド)/テルアビブ大学で電気工学とコンピューターサイエンスを学ぶ。現首相のベンヤミン・ネタニヤフ氏の事務所で働いたあと、シオニズム運動の団体「My Israel」を立ち上げる。2015年に法相就任(撮影/写真部・小山幸佑)
Ayelet Shaked(アイェレット・シャケッド)/テルアビブ大学で電気工学とコンピューターサイエンスを学ぶ。現首相のベンヤミン・ネタニヤフ氏の事務所で働いたあと、シオニズム運動の団体「My Israel」を立ち上げる。2015年に法相就任(撮影/写真部・小山幸佑)
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 関係強化が進む日本とイスラエル。昨年9月には米ニューヨークで両国の首脳が会談した。

「日本とイスラエルとの交流はまだ始まったばかり。わが国の可能性の大きさを知ってほしい」

 11月に来日したアイェレット・シャケッド法相が本誌に語った。世界で最先端を走る技術も多く、「スタートアップ大国」「IT大国」と呼ばれるイスラエル。大臣自身も半導体大手のテキサス・インスツルメンツでエンジニアとして12年間働いた経験がある。最近特に世界から注目を集めているのは、サイバーセキュリティーだ。

「サイバーセキュリティー分野では世界の投資額の20%がイスラエルに集中しています」

 日本はイスラエルとの投資協定に昨年署名し、今後は経済や産業の振興、サイバーセキュリティーを含めた安全保障などの面で連携を強化していく姿勢だ。

 イスラエルは海水の淡水化技術でも世界をリードしている。

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