撮影中の5人は、こんな感じ。つまり、とても仲がいい。リーダーのオンユに、メンバーをまとめる苦労はと尋ねても、

「あまりないんです」

 韓国で、2008年にデビュー。新人賞を総なめにした。人気は日本にも飛び火し、10年の東京・国立代々木競技場での単独コンサートは、日本デビュー前にもかかわらず、チケットがソールドアウトした。

 11年には「Replay-君は僕のeverything-」で正式に日本デビュー。着実にファン層を広げ、15年には念願の東京ドームでのコンサートも実現させた。

 歌とダンスへの評価は、日本でも韓国でも高い。裏打ちするのは、たゆまぬ努力だ。1月30日にマリンメッセ福岡からスタートした全国ツアーは、追加公演も含め、全20公演。走りぬくために、一日5、6時間にも及ぶ練習を1カ月にわたり続けてきた。そうすることで、

「ツアー中、声や体のコンディションをいい状態で保てるようにしたい」(ジョンヒョン)

「みなさんにもっと、認めてもらいたいです」(テミン)

 地道で前向き。少年のような、大人のような、独特の魅力を放つ。

 取材後、帰路に就く5人を乗せた車からは、楽しそうに話す声や笑い声がずっと響いていた。(編集部・大川恵実)

AERA 2016年2月29日号

暮らしとモノ班 for promotion
大谷翔平選手の好感度の高さに企業もメロメロ!どんな企業と契約している?