はあちゅうさん/ウェブマガジン、エッセイ・小説の出版、オンラインサロンと幅広く活躍し、ネット時代の新しい作家像を築き上げた(撮影/写真部・長谷川唯、撮影協力/TINTO COFFEE)
はあちゅうさん/ウェブマガジン、エッセイ・小説の出版、オンラインサロンと幅広く活躍し、ネット時代の新しい作家像を築き上げた(撮影/写真部・長谷川唯、撮影協力/TINTO COFFEE)
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360°撮影できるデジカメ「THETA(シータ)」専用インスタも開設(撮影/写真部・長谷川唯、撮影協力/TINTO COFFEE)
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はあちゅうさんの一日
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山田進太郎さん/「健康管理には気を使ってます。アメリカで少し太っちゃったから節制しないと」 (撮影/今村拓馬)
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5年間続けているヘルスケアアプリ「Withings」。Wi-Fi機能つきの体重計と連動し測定結果が記録される
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 数百万もあるというアプリ。一体どれを選んで、どう利用すべきなのか。広大なアプリの海で針路を見失う前に、達人たちの“泳ぎ方”を聞こう。

■はあちゅうさん[30]ブロガー・作家
携帯に182個インストール 「アプリで世の中に触れる」

 アプリは情報収集のツールとして欠かせません。人生を変えてくれたと思っているくらい。iPhoneのアラームで起きたらまずは「Twitter」「Facebook」「Instagram」「LINE」をひらいて、寝ている間にどんな投稿があったかチェックします。Twitterは「Echofon(エコーフォン)」を使うと、未読のつぶやきや自分への@ツイートが見やすくなるのでおすすめです。SNSはスキマ時間ができるたびに見ていますね。アイデアをもらったり、自分の本の感想をリツイートすれば宣伝にもなるので、仕事に直結している部分も大きいです。

 朝の時間はアプリをフル活用します。お皿洗いやお掃除のような、手はふさがっているけれど耳がお留守なときは「Podcast」を聞いて耳学習。一番のお気に入りは辛坊治郎さんのニュース解説番組です。シャワー後に髪を乾かすときは、手はもちろんドライヤーの音で耳もふさがるので「Amazonビデオ」で洋画を字幕で観てます。動画アプリといえば「TVer」のおかげで「半沢直樹」以来約3年ぶりにドラマを追ってますね。在京キー局の番組を放送後1週間ほど視聴できるので、オンエア時間を気にしたり録画したりする面倒がないんです。アプリでテレビ回帰というのもあれですけど、今はテレビが新鮮で面白いです。

 話していて改めて思ったんですけど、私って情報摂取マニアかもしれません。知識欲とか好奇心欲を常に満たしていたくて。

 特に好きなのが“ログ”をつけるアプリです。最近使い始めたのは、みんながインスタに投稿したレストラン写真の中から行きたいお店を探すことができる「Quippy」。「現在地から徒歩5分」などの条件を入力すると、それに合った写真がソートされて、ピンボードに保存ができる。レストランをメニュービジュアルから探すのってすごく便利なんです。同じように、気になる雑貨の写真を保存していく「Cart」はギフトを探すときによく利用してます。観たい映画は「Filmarks」に登録しておくと忘れません。

 食べ物を美味しそうに撮るなら「Foodie」、シャッター音が消せるのもポイントです。画像加工アプリもお気に入りはたくさんあるんですけど、顔をいじったりするとどのアプリを使ったかバレちゃうことも多いので、最近はあえてのノーフィルターを突き通すことも多いですね。だからこそ良いデジカメで撮ることも大事だなと。デジカメで撮影したデータは「Eye-Fi」でiPhoneに転送します。画像保存アプリ「Google フォト」を使えば携帯本体の容量も空いてお得感も。

 でもすべてがデジタルというわけでもないんです。細かいスケジュールは「Googleカレンダー」で管理してますが、将来のプランやアイデアメモは手帳に書いてます。To Doと理想はやっぱりちょっと違うんですよね。

●新体験は自分への投資

 今、私の携帯には182のアプリが入っているんですけど、これからも新しいものをどんどん試していきたいです。アプリを使うことイコール世の中に触れることだと思うんです。自分の生活も便利になるし、さらに社会の流行やニーズも知ることができる。こんなに良いことってないのに、それすらしない人が多くて驚きます。実は私、「Snapchat」はインストールして消してを繰り返して、3回目でやっと面白さが分かったんですよ。「Kindle」もそう。自身の環境の変化もありますし、アプリも頻繁にアップデートされているので、たとえ一度でその良さが分からなくても、何度か試してみたらどうでしょうか。その新しい体験は、決して時間の浪費なんかじゃなく、自分への投資になるはずです。

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