就活情報サイトのマイナビが運営する10代女子のためのウェブサイト「マイナビティーンズ」をはじめ三つの媒体でライターとしても活動中の彼女。現代の女子高生には「3大欲望」がある、が持論だ。
「性欲、いちゃ欲、胸キュン欲です。でも、人としっかり付き合って心までつながれば、倦怠(けんたい)期もあるし悩んだりもする。それはしんどい。いちゃいちゃするだけとか、一瞬胸キュンして気持ちを満たすだけとかの関係でいいんです。勉強に遊びに課外活動に、私たちは恋愛以外で忙しいし充実してますから」
イベント参加や海外留学など自分磨きに余念がない「意識高い系」高校生が増える一方で、恋愛の意識は「低い系」が増殖しているというのだ。
Nさんが今年、取材の一環で高校生800人にインターネット調査したところ、恋人がいない「非リア充」層が74%に達していた。恋をしたいと思わない理由は、「時間もお金も自分のために使いたい」(女子)、「恋愛はコスパが悪い」(男子)などだ。
一方で、74%に上った「恋人がいない」高校生のうち半数は「好きな人もいない」と答えたものの、この中の8割がひそかに「恋をしたい」と思っていることが分かった。
「恋に積極的になれる環境と出会いの場を提供すれば、もっとちゃんと恋愛できるんじゃないかと思いました」(Nさん)
(アエラ編集部)
※AERA 2016年5月23日号より抜粋