「激ヤセ」に「やつれ顔」報道と、育児休暇明けのキャサリン妃の心身を心配する声が上がっている(写真:gettyimages) @@写禁
「激ヤセ」に「やつれ顔」報道と、育児休暇明けのキャサリン妃の心身を心配する声が上がっている(写真:gettyimages) @@写禁
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 ロイヤルプレッシャーが、髪形など妃の聖域にまで踏み込む。自分を捨て、王室の看板としての役割を担う覚悟はできたのか。

 キャサリン妃(34)はシャーロット王女を昨年5月に出産、4カ月ほどの育児休暇を終えて公務に復帰した。再び活発な仕事ぶりを見せる妃だが、登場するたびにヘアスタイルが変化、その不安定さはまるで妃の迷いを象徴しているかのようだ。
 
 11月の里親制度を支援する人たちへの授賞式では、ヘアをきっちりと縦ロールに巻いてまっすぐに垂らした。しかしこれは、「30歳を超してこの巻き髪は気持ち悪い」「少女が初めてコスプレしたみたい」と散々な評判だった。

 翌日は、子どものメンタルヘルスを支援する慈善団体を訪れた。シックなドレスに身を包み、「青少年の精神衛生を守るには、早くから専門家の介入が必要」と熱弁をふるった。邪魔をしたのは短い前髪だった。スピーチが続く間じゅう前髪が額を揺れ動き、見ている人が集中できなかったのだ。専門家のトレーニングを受けて臨んだスピーチなのに台無しになってしまった。
 
 12月には証券取引企業が開催した「チャリティーデー」に参加した。オフィスに現れた妃に、みな目を見張った。髪が肩までと、結婚以来最も短くなっていたのである。カットを手がけた美容師は「育児に忙しいママにはぴったりで、実用的で賢い選択です」と説明した。いかにも妃が決めたような発言だったが、背景には「クイーンズ・コマンド(女王の指令)」があったと言われる。

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