「休暇を取ることで生活のペースを変えてみたい」
「休暇を取ることで生活のペースを変えてみたい」
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 脚本家、放送作家、経営者……様々な肩書をもつクリエイターの小山薫堂(くんどう)さん(50)。多忙を極める小山さんが、50歳を機に、1カ月の休暇をとった理由とは。

「休暇を取ることで生活のペースを変えてみたい」

 そう思うようになったのは、いつごろだろうか。

小山薫堂さんは、放送作家・脚本家の仕事にとどまらず、サプライズ&ハピネスを社是とする企画会社を率いる。企業のコンサルティングや自治体へのアドバイスを通して、「人を喜ばせること」を仕掛けてきた。毎晩の予定は会食で埋まり、スケジュールから溢れ出た打ち合わせが早朝6時からという日も。その小山さんが50歳になった昨年、1カ月の間、仕事を休んだ。

「休んでよかったですね。何かが劇的に変わったわけではありませんが、確実に人生のリセットになりました。僕が総理大臣になったら、『人生のハーフタイム休暇法案』を提出します」

 なぜ1カ月だったんですか?

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