
14日昼、東京都港区のホテルオークラにある日本料理店「山里」で、細川護煕元首相(76)と小泉純一郎元首相(72)が会談。その後、ツーショットで東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)への出馬会見を行った。
当初、出馬の正式表明は、後日設定された都庁での記者会見でする予定だった細川氏だが、小泉氏が、「これだけメディアが集まっている今日がタイミングだ!」とアドバイスしたことで、会談後にホテル駐車場の片隅で行われたぶら下がり取材は、急きょ、踏み込んだ内容となった。
「今度の都知事選に立候補する決断をいたしました。ぜひ小泉さんに強力な支援をお願いしたいと申し上げ、小泉さんから『よし、自分もやるから』という話をいただいた。本当に心強く思っています」
元首相2人が並ぶ映像は、十分すぎるインパクトだった。細川氏に呼応するように、小泉節が炸裂した。
「東京が原発なしでやっていける姿を見せれば、必ず国を変えることができる。国政にも十分、影響を与えられるだろう。細川さんが当選できるようにがんばります」
実は、このツーショット会見で、永田町を震撼させたのはこれだけではなかった。それは、2人の後ろに写っていた人物──馬渡龍治・元衆院議員と木内孝胤・前衆院議員の存在である。