神戸市立東須磨小の4人の教員が同僚の男性教員に激辛カレーを食べさせるなどいじめていた問題で、外部調査委員会の報告書が2月21日、公表された。そこには加害教員4人の陰湿な行為が125項目も列挙され、前校長に至っては校内で威圧的な言動を繰り返す「プチヒトラー」と称されていた。
「報告書を見て、ここまでひどいのかとあ然とさせられた。これまで加害教員とされてきた4人にプラス、校長までが加担していたとはショックでした」(神戸市の幹部)
報告書によれば、2017年から2019年の3年間について調査。
被害者は、激辛カレーを強要された男性教員だけでなく、20歳代の男性教員2人と20歳代の女性教員1人の計4人で、いじめの調査対象になっていたという。
認定されたいじめ行為・125項目は11ページにわたって列挙された。
加害行為が最もひどかったのは、30歳代のA教員。78項目もの、いじめ行為が並んでいる。
被害を受けた男性教員に対しては<日常的に職員室において、拳で肩付近を殴る、ジャンプして体当たりをする、膝蹴りをする、プロレス技をかける(ヘッドロック、ラリアット等)をした>
<養生テープで拘束して放置>
<更衣室で着替えをしているときに、女性教員が近づいた際に更衣室のカーテンを開けた>
<車で送迎するように求め、遅れた時には「はよせいやハゲ、ボケ」といった>
<バーベキューをしていたときに、激辛ソースを飲ませた>
<家庭科室で「激辛カレーの会」を行い、その際、男性教員の唇や目の下に激辛カレーを塗りつけた>
<激辛カレーを繰り返し、スプーンですくって口元に運び、食べさせた>
<家庭科室内において、2回目の「激辛カレーの会」を行い、羽交い絞めにしてスプーンですくった激辛カレーの口元に近づけて、食べさせた>
<激辛カレーを男性教員の両乳首に直接塗り、その後洗い流していた時に乳首に掃除機を当てて吸った>
<炭酸飲料を飲んでいる際にペットボトルを押さえつけて一気飲みさせようとして、一気飲みできずに噴き出してしまい、衣服が濡れた>