広告には、自公に加えて立憲民主党京都府連、国民民主党京都府連が名を連ねていた。

 ほんとうにこれでいいのか。共産から排除していったといえば、あたしはナチスを思い出す。立憲と国民は共産を排除し、こういった野蛮な広告を出すところと組むのか? 野党のデマを流しまくった青山繁晴参院議員を応援に呼ぶような人を応援するって?

 京都で選挙に強い野党議員といえば、立憲の福山哲郎幹事長と、国民の前原誠司さんだ。このお二人は保守の色が強いといわれている。共産と組むということは、保守じゃないといわれる要素になるとか。でも、うちらそんなの知らんがな。

 桜の追及、消費税率を戻せ、カジノ反対、原発反対、今はそれをやって欲しい。

 そしてその先、日米FTAや、水道法や種子法、入管法の改定、中東に自衛隊を派遣することなど、それがほんとうに正しいことなのか、安倍政権を倒し、早々にもう一度話し合って欲しいのに。

週刊朝日  2020年2月14日号

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室井佑月

室井佑月

室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。「しがみつく女」をまとめた「この国は、変われないの?」(新日本出版社)が発売中

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