「闇営業」問題の謹慎処分が解けた「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮と相方・田村淳の復帰トークライブ「family」が30日、東京都港区の「WALL&WALL」で開催され、ライブ終了後に記者会見が行われた。
会見場所は、亮が闇営業問題で謝罪会見を行った場所。淳は、あえてこの場所を選んだ理由を「ここを通るたびに嫌な気持ちにならないように、ここから再スタートした方がいいと思った」と説明した。
亮にとっては、半年ぶりの表舞台。100人を超える報道陣を前にこう語った。
「心配やご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした。ライブではお客さんが温かく迎えて入れてくださって、シンプルにうれしくなった」
会見は、淳の仕切りで和やかなムードで進められた。「聞きたいことは遠慮なくきいてください」と記者らに促しつつ、同じく闇営業問題で処分が下った「雨上がり決死隊」の宮迫博之に関する質問など際どい球が飛んできたときはすかさず淳が亮をフォロー。二人は「亮が隣にいる方がやんちゃできる」「不器用で、ウソをつききれないところが亮のいいところ」(淳)「自分の戻ってくる場所はここなんだと思いました」(亮)と語り、終始“コンビ愛”にあふれていた。
お笑い評論家のラリー遠田氏は亮の復帰をこう見る。
「相方の淳さんはMCを務める番組を持つなど、吉本(興業)の所属芸人の中でも稼ぎ頭の一人。これまで多大な貢献をしてきたから、吉本に対しても発言力があるわけです。その淳さんがリスクを承知で亮の復帰を積極的に画策してきた。世間のイメージが悪くならないように、吉本やマスコミとも水面下で調整してきたと思います。淳さんのサポートがあったから、亮さんが再び舞台に立てたのだと思いますね」
亮は宮迫らとともに、反社会的勢力の宴会に出席していたことが発覚。しかも吉本興業を通さずに、金銭を受け取っていた疑いがあり、闇営業と騒ぎとなった。そのため、吉本興業は宮迫を契約解消(のちに社長が撤回)、亮は謹慎処分とし、2人は昨年6月から芸能活動を自粛していた。