沢尻容疑者は尿検査の結果、薬物反応が検出されず、不起訴処分となる可能性もささやかれている。
だが、仮に不起訴になっても、待ち受けるのはいばらの道だ。田幸さんはこう指摘する。
「いくら不起訴になり復帰を考えたとしても、スポンサーが大事な民放のドラマのようなものは当面無理でしょう。大河や朝ドラなどNHKの看板的な作品も難しい。強いて言えば、舞台や課金制のBSや配信の作品あたりですが、『別に……』騒動から第一線への復帰までにかかった期間を考えると、今回は逮捕ということでイメージはさらに悪くなっています」
さらに続ける。
「大河の再撮影の制作費や、出演するCMの違約金などを払う必要が出てくる可能性もあります。それを沢尻容疑者個人が負担することになったとするならば、払い切れないほどの相当な額に膨れ上がる可能性も考えられます」
沢尻容疑者を巡る動きから、ますます目が離せない。(本誌・太田サトル)
※週刊朝日 2019年12月13日号