7月に亡くなったジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川さん(87)の「お別れ会」が9月4日午前11時から東京ドームで行われた。近藤真彦、東山紀之、中居正広、木村拓哉、TOKIO、KinKi Kids、嵐、King&Princeらジャニーズ事務所の所属タレント154人や親交のあった芸能関係者、メディア関係者などの数百人が参列した。
【写真特集】嵐、KinKi Kids、SixTONES、元光GENJIのメンバーなども…参列者の写真はこちら
タレントを代表して挨拶した近藤は、ジャニーさんが「ユー、やっちゃいなよ」とタレントを叱咤激励した在りし日の思い出などを語った。
「ジャニーさんが愛した東京ドームで見送れたことを感謝します」と野球好きのジャニーさんを偲び、安倍晋三首相からの弔電を代読した。
「関係者の部」が終わった後、嵐が囲み取材に応じた。相葉雅紀はこう語った。
「僕がジャニーズになって初めて、ジャニーさんから『”世界中に嵐を巻き起こしたい”と言いなさい」と言われました。嵐になったスタート時に一番最初に、ジャニーさんからもらった言葉というのを思い出していました」
「オーディションの時、会場に入ったら椅子を並べているおじさんがいて、『どうもどうも、すみません』って座って、みんなに椅子を並べてあげて、最後に『僕がジャニーです』って知らされて『えっ、社長ってこんなことするの』って。それだけ現場で第一線に立っていた」
続いて二宮和也が話す。
「先輩とか後輩とか、世代によってジャニーさんに残っている印象が違うです。ジャニーさんは本当に優しくて、ものすごくフレンドリー。タレントだけでなくスタッフに対してもそうでした」
「歌ったりお芝居したり、いろんなことを経験しなさいということを言われました。『できる』『できない』じゃなくて、『やるか』『やらないか』という判断を教えられた。『できないかもしれないけどやる』ということを教えられました」
松本潤はこう続けた。
「一番最初にジャニーズ入るきっかけになったのが、96年の5月にジャニーさんから一本電話をいただいて、それがきっかけで今ここにいる。特に晩年、ここ何年かはなかなかジャニーさんに会う機会がなくて、昔デビューした当時は、ジャニーさんは絶対写真撮らせてくれなかったんですけど、(最近は)『いいよ』って撮らせてくれていたんです」