著名人がその人生において最も記憶に残る食を紹介する連載「人生の晩餐」。今回は、歌手・研ナオコさんの「麻布十番 焼肉BULLS」の「炙(あぶ)りサーロイン」だ。
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私は焼き肉が大好物。若い頃は毎週のように食べに行っていました。この店は数年前、主人にすすめられて以来、友人や仕事仲間とよく出かけています。赤身だったり、内臓だったり、和牛のいろんな部位をおいしく食べさせてくれるんです。お店の方とも気が合って、個室でリラックスしながら食事ができるのもいいですね。
なかでも私が好きなのは「炙りサーロイン」。薄くスライスした霜降り肉に甘辛いタレを絡めて、さっと網で炙ります。これを生卵につけて食べるのがめずらしくて。やわらかな大判の肉に、濃厚な卵が絡んでたまりません。いつも思わずもう一枚、おかわりしたくなるんですよね(笑)。そして、2枚目の肉と一緒にご飯も追加。肉を堪能したら、締めに卵がけご飯にしていただきます。ちょっと贅沢な私流の楽しみ方です。
いまも定期的にコンサート活動を続けていますが、打ち上げに焼き肉でエネルギーをチャージすることも多いですね。明日の自分へのご褒美も兼ねて──。
「麻布十番 焼肉BULLS」東京都港区麻布十番2-5-1 マニヴィアビル3F
/営業時間:11:30~14:30L.O.、17:00~23:00L.O.(飲み物23:30L.O.)/定休日:なし
※週刊朝日 2019年7月19日号