漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏が、「あなたの番です」(日本テレビ系 日曜22:30~)をウォッチした。
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15歳差の新婚夫婦(婚姻届は出してない)・菜奈(原田知世)と翔太(田中圭)が、新居のマンションで交換殺人ゲームに巻き込まれていく、秋元康企画・原案のミステリードラマだ。
住民会の出席者13人が書いた「殺したい人間」が、毎回次々殺される。目当ての人間が殺されたら、次の殺人は「あなたの番です」という寸法だ。
そんな第5話、袴田吉彦演じるマンション住人・久住が書いた「殺したい人」の名前が、俳優「袴田吉彦」と判明。自分かーい。これまで、それなりに「世にも奇妙な物語」的ホラー演出がちりばめられていたけれど、ここですっかり気づかされる。これは「バカドラマ」なのだと。
久住いわく「昔から(袴田に)似てるって言われるんですけど。(中略)深酒してシメのラーメン食べた後の朝の袴田吉彦とか。最近だと、ポイントカードって呼ばれたり」。
ポイントカード。これはかつて袴田本人が「アパホテル不倫」を報じられた時、ホテルに入る際にコツコツポイントカードをためていたことまで暴露されたっつー自虐ネタだ。
もう次は誰が殺されるとか、何号室の誰があやしいとか全部吹っ飛んで、頭の中はアパ袴田でいっぱい。だってドラマの中では、実際に俳優・袴田吉彦が、時代劇の撮影中に殺されるんだから。それも袴姿で。