■岡田准一「格闘技で心身のバランスを」

 2018年は、感謝の年でした。周囲の方々へありがたさを感じながら、進もうと決めた年でした。

 一方でV6としては、マイペースに進んだ年でした。それがV6には合ってますね。20周年のときはガツガツしましたけど(笑)。若さや勢いだけでは20年以上続けることはできなかったでしょうから、今ここにある結果こそが、僕たちの絆だと思います。シングル「Super Powers」は僕もずっと読んできた漫画「ONE PIECE」のアニメ主題歌。好きな作品のお仕事ができることは、純粋にうれしいですね。

 僕自身のパワーの源は、格闘技などの運動で心と体のバランスを取ることです。よく“筋トレ”って言われるんですけど、筋トレはしていません(笑)。組み合う相手がいないときは、ひとりで格闘技のトレーニングをします。

 19年は映画やドラマなど、大きな作品も続きますから、それに向けて頑張らないと、と思っています。

おかだ・じゅんいち 1980年生まれ、大阪府出身
【岡田君のここがSuper Powers】
「デビュー当時はゼロからのスタートだったのに、ここまで自分自身を作り上げてきた。自己プロデュース力の賜物だと思う」(坂本)「まず身体にパワーがある(笑)。演技にも見る者を引き込んでしまうパワーがある」(長野)「デビュー当時、何も知らずに入ってきた彼を見て、『先輩としてちゃんとしなきゃ』と思った。彼のおかげで努力しなくちゃと思えた。そういう意味で、ずっと彼に支えられてきたような気がする」(井ノ原)「一番年下の役割をわかっているからすごく助かる」(森田)「あくなき探究心」(三宅)

(取材・文/鮎川哲也、鈴木裕也、野村美絵、伏見美雪)

週刊朝日  2019年1月4日‐11日合併号