運命的な引力を感じた2人も、家庭での“相棒”にはなりきれなかった――。
歌手で俳優の及川光博(49)と俳優の檀れい(47)が28日、離婚した。2人はイメージもよく、ドラマや舞台にCMと引っ張りだこだったが、今後、離婚がどう影響していくのか……。
2人は2009年秋、ドラマ「相棒 season8」の元日スペシャルの収録で知り合い、その後交際に発展。ドラマでは、檀は及川の学生時代の恋人という役どころだった。11年7月に結婚を発表。連名のファクスで、「運命的な引力を感じました。支えあい、高めあって、笑顔で歳を重ねていけるよう努力してまいります」とコメントした。
“美男美女”の理想のカップルだったが、夫婦生活が明かされないあまり、直後から“仮面夫婦”とうわさされ、たびたび離婚危機が報じられてきた。芸能評論家の三杉武さんは、こう話す。
「たまに、会見などで及川さんが夫婦生活について話をふられると『うまくやってますよ』と答えるくらい。そもそも、檀れいさんはあまり芸能関係のイベントや商品PRの場でお見かけしない。芸能関係者の間でもあまり、2人の私生活の話は聞きませんでした」
表舞台での活躍とは対照的に、やはり謎の多い夫婦生活だったようだ。
「“突然”のイメージはありますが、お二人ともプロ意識の高い方。お互いの仕事にとってプラスになる選択として(離婚を)決めたのかな、という感じはします。(それぞれ)『新たなパートナーがいる』という話も聞こえてこないです」(三杉さん)
一方、離婚カウンセラーの岡野あつこさんは、2人にとって「今」が離婚のタイミングだったとみている。
「結婚7年目はちょうど夫婦関係がマンネリ化するような時期。さらに、40代半ば過ぎは仕事に対する自信や責任感が増してくる年齢です。子どもがいないと夫婦関係が平坦になり、仕事優先になりやすい。一般人でも40代半ば過ぎの夫婦は、『折り返しの40代のうちに次なる人生を』と離婚に向きやすいですよ」