PR会社のビルコム株式会社の茅野 祐子(ちの ゆうこ)さんは、ファッション業界のPRに変化が起きているという。

「藤原ヒロシさんの『THE CONVENI』も話題になったように、ファッション業界にコンビニブームが来ています。情報過多の中で生活者の印象に残り、かつソーシャルメディアでもシェアされやすいことから、広告からシフトして『体験型』のプロモーションを強化する企業が増えています。カルチエは、気軽にハイブランドの世界観を体験できる、“コンビニなのに売っているものがハイエンド(でも買える価格)”などネタにしたくなる要素が多数盛り込まれています」

 コンビニ・カルチエはジュエリー「ジュスト アン クル」のPRの一環で、日本における日常のコンビニに着目し、店舗を手掛けたという。
「かつて、日常にありふれた1 本の釘をプレシャスなジュエリーへと昇華させてジュスト アン クルを生み出したように、日本人にとって身近な存在であるコンビニを特別なものに仕立て上げました」(広報担当者)

 実際に商品を買った人は「さすがに高かったですが、せっかく来ましたし、どんなものか試してみたかったので満足です」と興奮気味の様子だった。(本誌・田中将介)

※週刊朝日オンライン限定記事

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