──相葉さんが思う、高校野球の魅力とは?

 3年間という決められた時間の中で、一試合でも、一日でも多く仲間と野球をやりたいという、けなげな思いが、見ている人の胸に迫ってきますよね。球児はプロじゃありませんから、お金のためじゃなくて、自分のため、チームのため、支えてくれる人たちのために、必死に頑張る。その思いは、グラウンドの選手だけでなくて、彼らを支える人も同じですよね。ベンチメンバーがいて、ベンチに入れなかった選手もいて、彼らにはそれぞれ家族がいる。そういうスポットライトが当たらない人たちも含めて、絆やチームワークを感じられるのが高校野球の醍醐味のひとつです。

──「嵐」でもチームワークを意識していますか?

 僕たちもグループなので、お互いに他のメンバーの意見を尊重しながら、絆を高め合ってきました。長く一緒にいるうちに、あまり我を強く出しすぎないことが大事かな、と思うようになりました。もちろん、メンバーで話をまとめるときに、主張したいことがあればきちんと意見しますよ。だけど、思ったことをなんでもすぐに言うのではなくて、一度自分の中で消化してから口にするよう、全員が気をつけている気がします。思えば、何か大事なことを決めるときに、モメたことはまったくないですね。リーダー(大野智)の性格の影響もあると思いますが、意見が割れたら、多数決で決めるパターンが多いかな。

──球児にはルーティンを大事にしている人が多いと聞きます。相葉さんもご自身の習慣を大事にしているとか?

 できるときは朝、トレーニングをしています。それから、神社にお参りに行って、「今日も一日、無事に過ごせますように」と手を合わせます。同じような生活をしている人は結構いて、朝、神社に来る人とは顔見知りになっているので、「あ、どうもー」ってあいさつしますよ。

──習慣を大事にするのは、仕事のためですか?

 ダイレクトに仕事のため、というわけではないですけど、メンタルを保つという意味では役に立っているのかな。決してパワースポットが好き、というわけではなくて、いつもの神社に行くことに意味を感じているんですよね。

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