鈴木おさむ/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中
鈴木おさむ/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中
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名古屋市にあるレゴランド・ジャパン(c)朝日新聞社
名古屋市にあるレゴランド・ジャパン(c)朝日新聞社

 放送作家・鈴木おさむ氏の『週刊朝日』連載、『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回のテーマは「レゴランド」。

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 名古屋にレゴランド・ジャパンがオープンしたのが昨年の4月。あれから1年以上がたち、聞こえてくるのはネガティブな評判ばかり。近くの飲食店が閉まったとか、ガラガラだとか。

 正直、行く気もゼロでした。が、たまたま知人と名古屋駅で会いまして。「家族でレゴランドに行ってきた」と。レゴランド? マジで? 仕事以外で行ったって人、初めて聞いた。さぞやダメだったんでしょう。ダメ話を期待する。すると、知人は言いました。「家族で行くのかなりおススメです」と。

 えーー!? 意外。その理由は、目の前にできたホテルにもある。レゴランドのホテルがランドの目の前にできたと。そのホテルに泊まって、レゴランドに行くのがいいと。

 うちの息子は3歳。その年齢くらいの子供を連れていくのはかなりよいと。何より、土日でもめちゃくちゃ混んでるわけじゃないと。

 そんで家族で行ってきたわけです。まずホテル。本当に目の前。ホテルを出て、10メートルほど先にすぐにチケット売り場がある。マジで目の前じゃん。

 ホテルのデザインがかなりかわいい。そこに一発で惚れました。エレベーターに乗ると、なんとDISCOスタイルになってる。ミラーボールが輝き、70年代のディスコソングがかかる。40代、50代、心掴まれます。部屋もね、テーマごとになってて、レゴでできた飾り物があったり、まあ、子供は喜びます。

 そんで、肝心のレゴランドですよ。まあいろいろあるんだけど、一番はね、ミニランドっていうのがあるんです。日本の街をミニチュアですべてレゴで表現してるんですけどね。これね、そんなもんで驚くかと思ってましたけどね。東京ドームから厳島神社から、日本の有名建築物がレゴでできていて。で、そこに電車が走ったり船が動いたりして、子供がそこではしゃぎまくりなんですが、もうね、大人の目線で見たら、まあ感心する。ディズニーランドとかって、子供と同じ目線になれて、それがすごいんだけど、レゴランドは子供の目線と大人の目線が違う。アトラクションもありますが、まあ、それよりも、子供にとって目の前にある、さまざまなレゴの動物やら建築やらがとにかくすごい。待ち時間は混んでいても20分くらい。正直、ガラガラじゃないし、人もいました。

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