近くの道路を封鎖して野崎さんの会社を20日早朝、家宅捜索した和歌山県警
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近くの道路を封鎖して野崎さんの会社を20日早朝、家宅捜索した和歌山県警
近くの道路を封鎖して野崎さんの会社を20日早朝、家宅捜索した和歌山県警
在りし日の野崎さんとその妻
在りし日の野崎さんとその妻

紀州のドン・ファンこと、野崎幸助氏(77)の怪死から、約1か月が経過しようとする中、6月20日早朝、大きな展開があった。
 和歌山県警が野崎氏の経営していた貸金業と酒販売を営む会社「A」(同田辺市)の家宅捜査を開始したのだ。

【写真】在りし日の野崎幸助さんと妻 

 
 
 20日午前8時から周囲の道路を完全封鎖して、捜査車両が続々と到着。ものものしい雰囲気に周囲は包まれた。
 会社Aの従業員が興奮気味にこう語る。

「急に警察がきて、驚きました。これまで社長の自宅ばかりだったので、会社は捜索がなかった。すごい数の警官が会社に入ってきていて、えらいことになっている」

 先週から今週にかけて、従業員たちに和歌山県警は断続的に事情聴取していた。その中で、和歌山県警は新たな「第3の人物」の関与を捜査し始めたようだ。

「野崎さんの事件、急性覚せい剤中毒死とあって、誰かが薬を調達して、実行犯に渡したとみられる。第3者の関与の捜査も視野に入れて会社Aの捜査になった。野崎さんは、貸金業をやっていたので、これまでつながりがある人脈がことのほか広い」(捜査関係者)

 最近、和歌山県警から事情聴取を受けた従業員はこう話す。

「警察は覚せい剤に接点がある人物を必死で探している。社長が過去に関係があった人を片っ端から調べている。従業員の携帯も徹底的に調べられ、2度目の事情聴取では、怪しいと見られるような電話番号、メールはすごく細かに説明を求められている。従業員みんな、3~4時間は事情聴取をされている。社長と過去に結婚の約束をし、荷物まで送ってきた女性の荷物から注射器が見つかったので、その女性はかなり長い間、話を聞かれたそうだ。会社Aの捜索で社長に関係した人をさらに調べるようです。それにしても、すごく大掛かりでビックリした」

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