5月21日、報道各社に俳優・池畑慎之介から直筆のFAXが届いた。
〈初夏の日差しが日増しに強くなって来ました。〉
という時候の挨拶から始まるそのFAXには、こう記されていた。
〈2018年いっぱいで『ピーター』のぬいぐるみを脱がせていただく事にしました。〉
中盤には、
〈もうひとりの自分が、そろそろ『ピーター』を休ませてあげなよ!!とささやいています。〉
と記されている。
「ピーター」とは池畑慎之介がおもに歌手・タレントとして活動するときの名義で、1968年の芸能界デビュー当時から親しまれてきたもの。
「ピーター」のぬいぐるみをぬぐ、とは、どういう意味なのだろうか。また、FAXには、還暦を経て残りの人生に悔いが残らないよう、〈1~2年休養させてもらいパワー充電をしたいと思っております〉とある。来年以降、どのような活動をするということなのか。所属事務所に確認してみたところ、「書かれている通りです」ということ。
発表されたコメントを見る限りでは、デビュー時より使用したピーターの芸名を封印、今後は役者名で本名でもある「池畑慎之介」一本に絞って活動していくと読み取れる。
芸能リポーターの石川敏男さんは、
「俳優・池畑慎之介として活動していても、『ピーター』という名前があることで、デビュー当初からの中性的なイメージはついて回る。歳を重ねたいま、本来の『男』のイメージに戻したいという思いはあったのではないでしょうか」
とみる。
もともと、「ピーターパン」のカワイさに由来する芸名だが、これまでも2つの芸名を仕事内容に応じて使い分けている印象はある。