プレーの面では、2位に入った「東建」では持ち味のドライバーショットを中心にやってました。「パナソニック」でも同じようにいったんですけど、あのコースだと14本のクラブを見渡してマネジメントした方がよかったのかなという気もするんですね。とはいえ、素晴らしいプレーもたくさんありました。ただ3日目が問題ですよね。初日から71、66ときて3日目は76、そして最終日にまた66ですから。あの乱調は何だろう、と。一日ずっと遼を見てるわけじゃないんで、いまのところ僕にも分からないんです。遼に関して伝えるために、今後はそういうところに注目していきたいと思います。
いま言えるのは「パナソニック」の3日目みたいな日は、自分を抑え込んでやったりしてもいいのかなと。ネガティブとポジティブのバランスを、しっかり保った方がいいですね。
さて、「パナソニック」で優勝したのがインドの39歳、ラヒル・ガンジーでした。インドのガンジーといえば世界的な偉人を思い出しますけどね。この試合はアジアンツアーとの共催で、ガンジーは実に14年ぶり2度目のアジアンツアー勝利でした。
3日目の終盤に2~3メートルのパットをことごとく外したので、長く勝ててないのはこういうところかなと。そしたら最終日にはピシッと修正してきました。立派でしたね。試合後すぐに日本ツアーに登録しました。今後のガンジーに注目ですね!
※週刊朝日 2018年5月18日号