現時点でチケット申し込みが始まっているのは、新潟と長野の「県民優先」枠での一次先行。一般発売は4月に入ってからだが、やはり国民的人気者の浅田真央さん、各地で激しい争奪戦になりそうな雰囲気だ。
真央さんの思いは、価格にも込められている。一番安い席は3500円、一番高い席でも7500円(新潟・長野公演)。アイスショーとしては破格の料金だ。自身もアイスショーで活躍したプロスケーターの渡部絵美さんは、「(料金設定を)安いかどうか判断するのは観客」としつつ、「フィギュアスケートの人気をこれからも引っ張っていく存在ですから、いろんな人に見に来てほしいという思いがあったのでは」と語った。
かつてのプログラムを滑るとはいえ、ショーと試合は全く別物だという。
「プロですからね。一般の人が見ていて飽きない構成など、お客さんにいかに楽しんでいただくか。大技に挑む試合とは全く違う緊張感があります」(渡部さん)
真央ちゃんからの「サンクス」を受け取るために、まずはチケット争奪戦をがんばるしかない。(本誌・太田サトル)
※週刊朝日 2018年4月6日号