

「ちはやふる 上の句」「ちはやふる 下の句」に続き、シリーズ完結編となる映画「ちはやふる―結び―」が3月17日に公開される。主演の広瀬すずさんが撮影の舞台裏を作家の林真理子さんとの対談で明らかにしました。
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林:それにしても、まだ10代ってことが信じられないくらい、映画もテレビも主演が続いてますよね。この映画でも、いわば“座長”ですし。
広瀬:でも、改めてそう感じることがないぐらい、みんな仲がいいんです。
林:そうなんですってね。みんな大体同じぐらいの年代でしょう?
広瀬:実はけっこうバラバラで、野村周平君と私は、5コ離れてるんです。でも、「上の句」「下の句」から出ていた「瑞沢かるた部」の5人(広瀬さん、野村さん、上白石萌音さん、矢本悠馬さん、森永悠希さん)がみんな血液型AB型で、顧問の先生役の松田美由紀さんもAB型で、それがわかった瞬間、全員の壁がなくなったというか。「うわっ、サイアク!」「マジか!」とか言って、速攻仲良くなりました。
林:へーえ。
広瀬;プライベートで個々に会ったりとか、みんなで集まったりとか、スタッフさんも集めて監督の家で忘年会やったりとか、やたら仲いいですね。
林:でも、すずちゃんは未成年だから、お酒飲めないですよね。
広瀬:そうです。あと5カ月(6月19日)で飲める年になるので……。
林:じゃあ来年成人式? うちの娘と一緒なんだ。もう振り袖準備したんですか。
広瀬:いえ。でも着物のイメージキャラクターをやらせていただいているので、「やっぱり白か赤かな」と思っています。
林:お仕事で今まで何度も着物を着たと思いますけど、成人式のときの着物って特別ですものね。
広瀬:仕事以外に、自分のために着るというのは、今までないです。
林:あとちょっとで「ちはやふる」のみんなで乾杯もできるんですね。みんな手ぐすね引いて待ってるんじゃないですか。
広瀬:はい。「瑞沢かるた部」の5人の中では私がいちばん年下で、今年やっと全員20歳になるので。