いま、ローラさんと共演したCMで注目されているのが女優の中川梨花さん(19)。北海高校(札幌市)の在校時から地元のテレビ番組に出演するなど活躍してきた。高校の弁論部では全国大会で最優秀賞に。面接や論文などで入学者を選抜するAO入試で慶応大学総合政策学部に昨年秋合格した。これから活躍が期待される彼女に、大学受験の体験談などを語ってもらった。
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「地元の情報番組に出演するうちに地域活性化や街づくりに興味を持ち、それを学べる総合政策学部を選びました。高校3年生の夏に映画出演があり、昨春の入試には準備が間に合いませんでした。卒業後も志望書や面接の対策を続け、本番では高校の弁論部での活動や芸能関係の仕事についてもアピールしました。昨年7月に合格し、9月に入学しました」
高校生の時は塾に通い、一般入試で複数の大学を受けるつもりだった。芸能活動との両立は大変なはずだが、本人はそれほど苦ではなかったという。
「番組出演のため出られない授業もあるので、早め早めに勉強していました。寝不足で試験を受けることもありましたが、忙しいことがモチベーションになって、時間がないほど頑張ろうと意欲がわきました」
大学選びでは「なぜそこに行きたいのか」を、よく考えたと振り返る。
「総合政策学部に入って、あの教授のこんな授業を受けたいと具体的に考えていました。そこに向かって何をやるべきかをイメージする。私の場合は地域活性化や街づくりについて学びたかったです。問題意識をはっきり持っていると強くなれますね」
自分で限界を決めずに、大学生活を楽しむつもりだ。
「大学では問題を与えられるのではなく、自分で発見するところから始まります。問題意識を持って、街づくり論だけでなく経済やメディア関係などを幅広く学びたい。いろんなものにチャレンジしていきます。芸能活動を頑張りつつ、海外留学もしてみたいですね」
最近ではDMMビットコインのCMがテレビで流れる。「仮想通貨、ビットコイン知ってます?」と中川さんがたずねると、ローラさんが「知ってる。“仮装通過ピットイン”」と答え、「先輩、分かってます?」と突っ込むというもの。ローラさんの演じる天然キャラを引き立てていて、ネット上などでも評判だ。大学の友人も「見たよ」と声を掛けてくれたという。
「本当は私もビットコインについては詳しくなかったんです(笑い)。知らない人でも始められるというCMのコンセプトが伝わればいいですね」
東京で暮らし始めて一人でいる時間が増えたが、寂しくはないという。
「新しく大学の友人もできました。ごはんに行ったり、カラオケに行ったりするのが好きですね。みんなとの交流が息抜きになっています。これからはお芝居をもっと勉強していきますし、地元の北海道関連の仕事も頑張りたいですね」(本誌・多田敏男)
プロフィール 1998年4月生まれ。北海道出身。身長151センチ。昨年公開の映画「写真甲子園 0・5秒の夏」に出演。HTB北海道テレビ放送「情報カフェ赤れんが」の3月3日放送(午前10時20分~)に出演予定
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