──ガジェットを使いこなすという点はいかがでしたか？　見どころの一つでもありますね。

「新作では、コンピューターでの作業による映像的な作り込みが大きいね。まあ演技の上では、以前よりは使い方がうまくなったかな」

──背景はロンドンからアメリカに移り、キングスマンはアメリカのステイツマンと共闘するわけですが、ジュリアン・ムーアなど米キャストとの共演はいかがでしたか？　英米ではアクセントは異なりますね？

「僕のアクセントに慣れていないせいか、共演者のジュリアン・ムーアに今、何言ったの？と何度も言われたよ。グーグル翻訳があったから、どうにか通じたね」

──映画でバーボンの蒸留所を装うシーンがありますが、お酒を飲む機会はありましたか？

「撮影では本物は使わないんだ。俳優だったら一度は本物のアルコールを撮影で飲んだことがあると思う。一度それをやったら、誰もがその間違いから学ぶはずだよ。本当に飲んだら、自然に演技ができるどころかその逆、何度も何度もやるわけだから、酔っぱらってしまう。現実的にやるためにはアルコールはないほうがいい」

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