溝端:阿部さんは本当にお手本です。僕の場合、舞台と出会えたことが大きかったですね。今は年に2、3本舞台をやらせていただくんですけど、2月から蜷川さんの追悼公演で「ムサシ」を再演するんです。藤原竜也君が宮本武蔵で、僕が佐々木小次郎で。よろしければぜひいらしてください。
林:必ず拝見します。小次郎は昔、小栗旬さんがやって話題になりましたよね。
溝端:旬君がやって、勝地涼君がやって、その後僕だったんです。今度もまた僕がやらせていただくことになって。
林:すごいじゃないですか。「ムサシ」のあとは決まってるんですか。
溝端:向田邦子さんの「家族熱」という2人芝居を、女優のミムラさんとやります。そのあとも舞台が決まっていて、舞台づいてます。
林:「ハムレット」とかどうですか? 演技力と容姿に恵まれた人だけがやることができる「ハムレット」。ぜひ見てみたいです。
溝端:ああ、「ハムレット」は本当にやりたいです。30代前半ぐらいにやるのが夢ですね。
林:舞台のときは、共演者の方たちと飲みに行ったり?
溝端:はい、年上の方と飲むことが多いです。藤原竜也君とか吉田鋼太郎さんとか。
林:藤原竜也さんって、あっという間に結婚してお子さんができたんですよね。溝端さんもみんなが知らないうちに結婚して、「実は子どもが生まれてました」という可能性、ありそうですか。
溝端:それがいいですよね。相手が有名人で大々的に報道されるより、「あ、結婚してたんだ」と思われるぐらいのほうがいいかなと。
林:「相手は一般人なので、取材はご遠慮ください」みたいな?
溝端:女優さんが家にいるって大変だと思うんですよ。女優さんと結婚した知人は、「女優なのに普通っぽいところに惚れた」って言っていましたけど。
林:女優さんが「クッキー焼いてきました」「お弁当つくるんです」とか言うと、みんな「おーっ」ってなりますよね。普通の女の子がやったって「ふーん」って感じなのに(笑)。
溝端:でも僕、男でよかったって思います。女優だったら、一人で居酒屋入ったりできないじゃないですか。
林:溝端さん、一人で居酒屋入ったりするの?