「子どものために離婚はしない。僕は子どもの母親の保護者でもあるんですよ」
前出の澁川氏は「浮気している人は妻の浮気を許せるものです」と、男性側の心情を代弁。また妻の不倫を容認する男性を「珍しくない」と次のように分析する。
「共依存で成立するカップルです。自分がいないと生きていけないと思い込んで可哀想な女性を愛せるのは、本人の自己愛のなせる業でしょう。かつてソープ嬢と結婚した作家も同様のケースでしょうね」
不倫された夫の本音を探ってきたが、不倫した妻の言い分はどうだろう。
スポーツインストラクターの九条玲子さん(37)は、3歳年上の温厚な会社員と5年前に結婚。だが結婚当時から浮気をやめられない。「誘ってくるのはいつも年下男」と自慢する九条さんは、ランチタイムや仕事の移動の合間に、さらには出張先でラブホへ。まるでスポーツのようにセックスをしながら不倫している。罪悪感なんてまるでないという。
「複数の男とできるのは、きっと駆け落ちした父親に対する復讐(ふくしゅう)だと思います」