
最近映画をよく観るんです。
ラブストーリーやコメディなんか以外はジャンル問わず観ます。
今日は「昔観たけど大人になってから観たら印象が全く違った映画二本」についてお話ししようと思います。
まず最初に、最新アルバムでもテーマ曲を演奏している「タクシー・ドライバー」から。
私がこれを観たのはおそらく小学6年生くらいの頃で、早く大人になりたい、早くニューヨークに行ってみたいと思うようになった作品でした。
なんにせよ、劇中のジョディ・フォスターと同年代くらいだったことも大きな理由でしょう。
そんな子供がいかにしてあのような演技を…というのはまた今度にして、昔の印象ですと、なんというか親の前では観てはいけないような描写が多々ある、ひたすら気だるくてエッチな映画だと思っていたのです。が、大人になって観てみると、直接的な性描写などなく、そもそもラブストーリーではなく、社会に不満を持つ孤独な男の歪んだ正義を描いたものでした。
今観ても、ニューヨーク混沌のシンシティぶりが魅力的に描かれていて、ニューヨークへ行きたくなりました。
12歳の娼婦と銃を持ったアナーキー男、という過激な設定にも関わらず、なぜか気だるく淡々と映画が流れてゆくのはやはり音楽の効果が大きいと感じました。
私は、いつか友達が「音楽は景色を映画にする」と言ったのが忘れられず、誰かの景色を映画にするべく音楽を続けているのですが、そんなことを再認識させてくれた映画でした。[4/10(水)につづく]
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矢野沙織 Live Schedule
2013.4.30&5.1 目黒Blues Alley Japan 矢野沙織 Special 2days
2013.5.3&5.4 名古屋スターアイズ 矢野沙織カルテット 2days
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