鈴木おさむ/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍
鈴木おさむ/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍
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そろそろ選挙ポスターも変えてほしいけど……
そろそろ選挙ポスターも変えてほしいけど……

 放送作家・鈴木おさむ氏の『週刊朝日』連載、『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は「選挙」をテーマに送る。

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 僕がこの原稿を書いているのは10月22日の衆議院選挙の5日前。今回の選挙の投票率がどうなっているかわからないが、劇的に高くなっているということはないのではないか?

 ネットで調べてみると、日本以外も、先進国の投票率は意外と低い国が多かったりする。

 オーストラリアの選挙の2013年のデータで93%超えなんて驚異の投票率があったが、投票しないと罰金らしい。罰金までかかると、こんなに投票率は上がるのか? さすがに日本で選挙に行かないと罰金という制度は無理だろうが、そろそろ本気でコンビニでの投票の導入に動いてもらいたい。投票所への距離と投票率も比例してるのではないかと思う。

 正直、家の近所にあればあるほど投票率も高いだろうし、申し訳ないが、投票する以外に何かそこに行く用事があるほうが投票率は上がる。数年前からネット投票とコンビニ投票を望む声は多い。ネット投票はいろんな障害があってハードルはかなり高いと思うが、コンビニ投票はもうできない時代ではないと思う。本気で投票率を上げようと思うのなら、そろそろ本気で調整してほしい。

 で、選挙でもう一つ思うことが、ポスターだ。僕も物心ついたころから選挙のポスターといえば、アップの写真に名前にキャッチコピー。一時期、凝った作りをしすぎた人もいたりしたが、選挙ポスターを見ていて思う。なんて情報量が少なすぎるんだと。

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