九州北部の豪雨で自衛隊が災害対応に当たっていた6日、防衛省を一時不在にしていたことがバレて、またやらかした稲田朋美防衛相(58)。釈明会見のコメントは一切、耳に残らないが、テレビに映し出される不自然なまでに長いまつげだけは強烈な印象が残ると女性たちの間で話題だ。
「あのまつげはおかしい。あれは明らかにまつエク(まつげエクステンションの略)でしょう」
と言うのは、1カ月に200人以上のまつげをケアするアイリスト(施術者)のレイコさん。別のアイリストも言う。
「まつエクは、やると物足りなくなってどんどん派手になる人がいるけど、稲田さんはそんな感じ」
まつエクとは、自分のまつげに1本ずつ人工のまつげを専用の接着剤で装着するもの。「つけまつげ」はまぶたに直接接着剤をのせてつけるが、まつエクは自分のまつげの上に希望の長さ、細さの毛を載せてボリュームを出す。高度な技術を要し、自分でつけるのは難しいので、専用の技術を持ったアイリストにつけてもらうのが普通だ。
ブームになった10年以上前は、20、30代の層が多かったが、最近では娘に言われて始めるシニアも多いという。岡山で人気のアイリストの大串洋子さんは、「つければマイナス5歳」と話す。シニアになると、まぶたも垂れ、加齢とともに髪の毛同様、まつげも細くなり、貧相になる。そこでまつエクだ。まつエクをすれば「目力」がアップ。さらに、「おめめパッチリ効果」で、アイシャドーやアイライン、マスカラなどをつけなくてもすむという利点があるという。
国会議員になる前、弁護士時代の稲田氏の写真を見ると、目元はパッチリしておらず、明らかに今と違う。
「政治家の方であそこまでやられるってすごいですよね」(レイコさん)
ついでに「厚化粧」といわれた小池都知事の目元もチェックしてみると、まつエクはしていないように見える。
「まつエクは(使い捨て)増毛だから一度つけたら、あとへは引けなくなる。引き際が見えなくなります」(まつエクサロン関係者)
稲田さん、引き際が大事。(本誌・大崎百紀)
※週刊朝日 2017年7月21日号