都議選の応援演説での自衛隊の政治利用とも取れる発言が批判を浴びる稲田朋美防衛大臣。翌日、防衛省に登庁した際の服装に、ファッションデザイナーのドン小西氏は苦言を呈する。
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またしてもやらかしてくれたよね。失言はもちろんとんでもないにしても、あたしから見ると、この人のファッションは輪をかけてズレてる。失言で永田町を凍てつかせて一夜あけたこの日も、安定のズレっぷりだよ。
おとなしめのモノトーンで、殊勝な気持ちになってるのかと思いきや、よく見ると、ぜんぜん懲りてない。だいたい白ジャケットが、深いVゾーンとグッと上った襟の、男目線を意識したデザイン。同じ白でも、できる女をアピールする民進党の蓮舫代表の白ジャケットに、ケンカ売ってるのかって感じだよ。
ここに、女子中高生がつけてるようなターコイズのピアスをゆらゆら揺らしてさ。どっかの町役場の女性職員でもあんた、何しに役場に来てるの!って、上司に怒られるレベルだって。ま、このトンチンカンな天然キャラが、おじさまたちに受けてるらしいが、それって永田町の地域限定の話だからね。一般のビジネスの場では、癒やし系っていえば、ゆるい人。これだけで出世させてくれるほど、おじさんたちも甘くないのでお忘れなく。
※週刊朝日 2017年7月14日号