愛らしくコケティッシュな妻・はしのえみはコスプレばりの衣装に身を包み、バラエティーやドラマで人気を博した。一方、夫・綱島郷太郎は舞台に声優にと多彩に活躍中。プロポーズでは思わぬ出来事があったそう。
* * *
夫:プロポーズは僕の部屋で、大みそかに。1年半ぐらい付き合ってきて、そろそろちゃんとしよう、と。
妻:「ゆく年くる年」が始まって。
夫:よし、今こそ!と意を決して彼女のほうを向いたら……この人、寝ちゃってたんですよ!
妻:あははは!
夫:おいおいおい……って思ったけど、今言わなきゃ、また1年、言いそびれる気がして。なんとか揺り起こして、「いつになるかわからないけど、今年結婚しよう!」と。そしたら寝ぼけまなこで「いつ?」って。
妻:あああー。
夫:「二人のタイミングのいい時に」って答えたら「ん! わかった!」って言って、そのまま、またぱたん! グーッ……。
妻:プロポーズされたことは覚えてるんですよ。でも、そんなあっさりした対応をしたとは……。ああ。もったいなかった!
――芸能界で活躍する二人だが、妻はアイドルに憧れ、夫は紆余曲折の末、俳優になった。
妻:中学生の時、オーディションに受かったけれど、親は高校は出ておきなさいって。それで、事務所の受け入れが整った高校2年の時に上京。東京では単位制高校を卒業しました。
夫:お父さんがね。
妻:父は私の芸能界入りには反対だったんです。でも、父自身が40代で脱サラして、自分の店を持ったの。セレクトショップみたいな。
夫:かっこいいよね!
妻:それで考えたみたい。自分は家族に協力してもらって、好きなことに挑戦できた。だったら、娘の夢も応援しなくちゃ、って。
夫:僕は、まさか自分が芸能界に入るなんて思ってませんでしたね。何しろ、幼いころの夢はカウボーイ、でしたから。
妻:カウボーイ! うわー。無理だなー。カウボーイとは結婚できないなー。
夫:小学生ぐらいになって、カウボーイは日本じゃ無理だってわかってきて……。
妻:よかった!(笑)
夫:父方の祖父が医者なもので、ずっと「医者になれ!」って刷り込まれて。自分もその気だったんだけど、中学、高校と進むうちに「あれ? 俺、理数系、ダメっぽいぞ?」と……。
妻:あははは!