「なぜドリフが(前座に)選ばれたのか、いまだに疑問です。他のグループは忙しかったんだよ、と笑ってましたけれど。もう長さんもいないし、ジョン・レノンもいないから、同じメンバーでの共演は絶対できない。すごかったんじゃないかなと、思っています」

 当日は、ビートルズのメンバーと会う機会もなく、ステージを見ることもできないという。

「だけど、今でいうアリーナには観客が入っていなかったんで、こっそりドア開けて、勝手に見させていただきました」

 この日は、実際に武道館のステージで使用したというギブソンのギターを持参(写真)。実は一度手放したものを再び入手したのだとか。

「あのときのビートルズの空気を吸っていたのかなぁ。だけど、ギターはもうひけないね。弦が6本もあるし(笑)」

 と、場内の笑いを誘った。

 ブーさんが選ぶビートルズ曲ベスト3は、「ミッシェル」「レット・イット・ビー」「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」。

 2000年にビートルズのハワイアンカバーアルバム「LET IT BOO」を発表。そこにも収録されている「ミッシェル」を、特製のダブルネックでのウクレレを手に披露した。店内のお客さんも、甘い歌声にひととき耳をかたむけたが、「今回は50点かな」と辛口の自己採点だった。(本誌・太田サトル)

※週刊朝日オンライン限定記事