小泉進次郎衆議院議員(36)にとって、負けられない3度目の戦いが近づいてきた。地元の横須賀市長選挙(6月18日告示、25日投開票)で、進次郎氏が推す候補と現職が激突する。
進次郎氏は全国最多得票を誇り、衆院選ではほとんど選挙区に入らなくても当選してしまうが、こと横須賀市長選となると、小泉家が応援する候補は2009年、13年ともっか2連敗中。だが、今回は追い風が吹いているようだ。進次郎氏が推す候補の元市議、上地克明氏(63)は、タレントの上地雄輔(38)のパパなのだ。本誌は雄輔パパを直撃した。
「3月中旬、打診がありましたが答えを2週間保留し、妻と長男の雄輔と次男と家族会議を開きました。雄輔は『おかんが納得しているのか。おかんも納得できないような人が首長になれるわけない』と反対。私は30年前、県議選に出て失敗し、借金を作り、ものすごく苦労したんです。女房もせがれもそれがトラウマになっていたんですね」
最終的に、横須賀のために決断した。
「雄輔に『やっぱりやる。横須賀を変えたい』とせつせつとメールを送りました。雄輔は『応援するよ、オーケー』と。雄輔は所属事務所との関係があるので、応援が難しいのはしょうがない。でも仲間うちにはいろいろと電話してくれているみたいです。今は家族一丸となっています」
進次郎氏は前回の13年の市長選では「選対本部長」として戦ったが、今回は「議員選対の最高顧問」という、矢面には立たない肩書。だが、すでに何度も横須賀入りし、応援演説。雄輔パパと一緒に集会や会合へ出ている。