川上教授は続ける。
「俺はこうやって記者会見をやってのけた、として(小池知事への)ボディーブローの一撃を食らわせたという体感を覚えたのではないでしょうか」
その小池知事は「人の責任とおっしゃるのは簡単」などと痛烈に批判。共産党の清水ひで子都議はあきれ果ててこう言う。
「誰かが判子を押したんじゃないかなど、知事としての責任というのをまったく顧みない発言です。行政全体の問題だと言っていますが、私たちは代表質問などで反対意見を述べました。百条委で事実を突きつけるしかないですね」
百条委メンバーの都議はこう話す。
「主張もはっきりせず追及しづらいですね。往年の“石原慎太郎”ではないですね」
会見は吉と出るか、それとも……。第2ラウンドの幕が開く。
※週刊朝日 2017年3月17日号