放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋で話題の流行(はや)りモノを紹介する。今回は、ボディケアブランド「SABON GORUMET」について。
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男性芸能人の中には、プチギフトの達人が多い。それがよくわかるのはバレンタインデーのお返し=ホワイトデーの時期だろう。
回収率がそれほどいいワケではないが、私の経験では、ボディケア用品やバスグッズをプレゼントしてくれる人が多いような……。妻帯者だったら、「あぁ、センスのいい奥さんがいらっしゃるのだなぁ」と想像するものだが、独身男性から、ここのブランドの袋を差し出されると、「お主、やるね」と嬉しくなってしまう。「SABON」である。
イスラエル発のボディケアブランドで、まるで死海のリゾートにいるようなリラクゼーション効果が得られるボディスクラブは、エイジングケアが期待できる。 また、自然素材の100%ハンドメイドのソープは原点ともいうべき商品。注文があるごとに、その場で切り分け、量り売りするという細やかさで、それぞれ、効果や香りが異なり、色や形も愛らしいモノだ。
さらに、ボディオイルやボディローションなど、「SABONがあれば、どんな人でも長風呂になる」「一人暮らしのユニットバスでも優雅に過ごせる」と女性に大人気なのである。
そんな「SABON」を展開するSABON Japanから新ブランド「SABON GOURMET」(サボングルメ)が誕生。新宿駅新南口のNEWoMan(ニュウマン)内のショップには人気急上昇中の塩顔男子、竹内涼真を始め、多くの芸能人が来店。その竹内くんがインスタグラムにアップしたことから、モデルや女性タレント、ファンらが押し寄せたと聞く。
グルメと言っても食品ではないのだが、例えばバスソルトや入浴剤は、パッと見、角砂糖かスイーツ。小洒落たハーブティーやジャムでも入っているような「SABON GOURMET」だけのために作られたボトルやボックスに、件(くだん)のバスグッズやソープなどが入っているのだ。
「SABON」もギフトに最適なブランドだったが、さらに洗練されてキュートかつゴージャスに。ディスプレーも、テクスチャーや色、パッケージごとに並べられて、海外のスイーツショップやカフェに入ったかのような錯覚に陥る。
件の竹内涼真くんは、お母さまのバースデープレゼントにしたら、遅めだったにもかかわらず、大喜びだし「欲しかった」と大コーフンだったとか(きっと、お若いのでしょうね)。
コスメだと好みが分かれるが、「SABON」ならOK。「~GOURMET」なら、なお良し。プチギフトに迷ったら、是非このブランドで。
※週刊朝日 2017年2月3日号