![歌手、タレント 高橋ジョージ(たかはし・じょーじ)/1958年、宮城県生まれ。82年、バンド「トラブル」として「Mr.リッケンバッカー」でCDデビュー。93年、バンド名を「THE 虎舞竜」に改称。「ロード」が200万枚を超える大ヒットとなる。96年、音楽・主演などを担当した映画「ロード」公開。2015年、ドラマ「美女と男子」(NHK)出演。現在、歌手活動のほか、ドラマや舞台、バラエティーなどでも活躍中(撮影/工藤隆太郎)](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/b/c/413mw/img_bc39c680cf03ac33726097ad1408a50930442.jpg)
40歳と16歳の24歳差で結婚した高橋ジョージさんと三船美佳さん。おしどり夫婦としてテレビ番組にひっぱりだこだった2人の離婚劇は大きな話題となりました。離婚成立から半年以上たった今、2年半会えていないという娘さんについて、作家の林真理子さんが話を聞きました。
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林:高橋さん、騒動のさなかにNHKの仲間由紀恵さんのドラマ(「美女と男子」)でブレークしちゃって。妻と娘に逃げられた一発屋の歌手の役っていいんだろうかと思って見てましたが、堂々とおやりになって。
高橋:離婚問題が外部に漏れる前にNHKからホン(台本)をもらったんです。「すいません、一発屋の歌手ということで」「いや、一発屋はいいんだけど……」って(笑)。神がかってますよね。4話で会えなかった娘と再会するっていうんで、4話までは絶対にやりたいと思いました。最終的に、全20話休みなく出ることになって。
林:すごく話題になりましたよね、あのドラマ。
高橋:毎日のように俺のことがネットニュースのトップに載ってるから、みんなに「大丈夫ですか」って心配されて。「よし、ごはん行こうぜ!」って、しょっちゅう行ってました。
林:ドラマの皆さんに励まされたんですね。
高橋:そうなんです。ドラマの収録やアルバムづくりで、寝る暇もないくらい忙しかったのもよかったですね。「気にしてらんねーや」と思って。
林:ドラマではお嬢さんと再会しましたが、高橋さんはまだ……。
高橋:会えてないです。俺にとっては娘がいることが生きがいだし支えだから、それで同情を買おうとか注目を浴びようとか、まったくないんですよ。この間の娘の誕生日に、「2年半会ってないね。大きくなったんだろうね」ってツイッターでつぶやいたんです。そうしたら3時間ぐらい経ってネットのニュースでパーンと出て。
林:ああ、あの。
高橋:それから俺のツイートが独り歩きして、「2年半も会わせないなんて、三船美佳はひどい女だ」「いや、会わせないのは高橋ジョージに原因があるんだろう」って議論が始まっちゃって。俺はただ、ツイッターなら娘が見てくれるかなと思っただけなんですが。
林:全国の家庭問題を引き受けて体現してる感じですね。
高橋 おっしゃるとおりで、子どもに会いたくても会えないという人たちからメールをいただいたりします。国会でやるらしいですね、親子断絶防止法案っていうのを。通るか通らないかわからないけど、きっかけになればいいんじゃないですか。
林:お嬢さん、おいくつですか?