「マンホールや消火栓などの“蓋好き”な人が増えています」
そう話すのは、2年前に参加した街歩きイベントでその魅力にハマった小金井美和子さん。
「蓋にはさまざまな模様や文字が刻まれ、意味や歴史があります。それを深掘りすると意外な発見があり、知識欲が刺激されるんです」
下水道の広報活動などを行う「下水道広報プラットホーム(GKP)」が、今年4月にデザイン性の高いマンホールの蓋の写真や位置情報、その由来などを記した「マンホールカード」の配布を開始したところ、在庫切れが続出。
広島・マツダスタジアム周辺のカープ坊やや、横浜・元町公園周辺のベイブリッジをモチーフにしたものなど、ご当地色にあふれている。先着順で、各自治体の施設など現地でしか入手できないのも、コレクター心をくすぐるようだ。
12月1日には第3弾の配布が始まり、累計114都市120種類となった。下を見て歩けば、好奇心の“蓋”が開くかも!?
※週刊朝日 2016年12月16日号