妻:話は合ったね。

夫:僕は中1からプロレスファンだったけど、こんなディープな女の子には初めて会ったんです。で、猛アプローチしました。3カ月間、相手にされなかったけど(笑)。

――夫の粘り勝ちで交際がスタートし、8カ月後の06年に結婚。結婚のきっかけは大げんかだった。

夫:僕、素顔を出さない芸人だったんで、当時よく“ニセモノのHG”が出没したんです。週刊誌に「HGがキャバクラで豪遊!」「クラブでナンパ!」とか書かれたりして。

妻:私がその週刊誌をうのみにしちゃって。

夫:そういうことが続いて彼女がちょっとノイローゼみたいになって、あるとき焼き肉屋で口げんかになったんです。彼女が「もういい!」って、僕がプレゼントした指輪を七輪に投げ捨てて、走って外に飛び出していった。

妻:あはは。

夫:西麻布のど真ん中で「もう別れるか、結婚するかして!」って言われた。「うわ、なんやこのドラマみたいなシチュエーション!」って思いながら「なら、結婚しよう!」って。

妻:そのまま区役所に行ったんだよね。

※「レイザーラモンHG夫妻『どっちかが稼いでいればいいか』懐事情を明かす」へつづく

週刊朝日 2016年11月11日号より抜粋

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