「違法薬物を絶対に買わない、使わない、関わらないという強い意志と勇気を持とう」
昨年4月、神奈川県の薬物濫用防止条例をPRしようと「薬物乱用防止対策官」に委嘱された俳優の高島礼子(51)が、こう違法薬物撲滅宣言を読み上げていた。
そんな女性警察官の制服が似合う高島の夫で、元俳優の高知東生(たかち・のぼる、本名・大崎丈二)容疑者(51)が6月24日、覚醒剤取締法違反(所持)などの疑いで厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部に現行犯逮捕された。
捜査関係者によると、横浜市内のホテルでクラブホステスの五十川敦子容疑者(33)と就寝しているところを逮捕。室内から覚醒剤約4グラム、大麻約2グラム、ガラス製の小瓶やストローなどを押収。「2人で使うために持っていた」と容疑を認めているという。
高知は1991年、AVクイーンのあいだももと結婚し、96年に離婚。99年に高島と再婚し、“おしどり夫婦”として知られる。昨年にはパーキンソン病を患う高島の実父の介護に専念するとして、高知が芸能界を引退。
そんな中、“愛人”と薬物所持容疑で逮捕される──。2時間ドラマのような展開に、刑事モノに出演多数の高島は何を思ったか。高島は、所属事務所を通じて、
「私自身、報道でこのことを知り、ただただ驚いて困惑している状況です」
などとコメントを発表。2週間ほど前に、高知と食事をした芸能リポーターの井上公造氏が、こう話す。
「普段からお酒を飲むと饒舌(じょうぜつ)でしたが、その日はずっと焼酎を飲んでご飯もお代わりして、よく話していました。おかしな様子は見受けられなかったのですが……ショックです。二人のハワイでの挙式の頃から付き合いがあったのですが、高知は高島さんの女優としての才能を尊敬していましたし、本当に仲の良い夫婦に見えました」
高島が4月のイベントで、夫の高知をこう褒めていたのが印象的だった。