高さとスピードが魅力の渡嘉敷来夢 (c)朝日新聞社
高さとスピードが魅力の渡嘉敷来夢 (c)朝日新聞社

 193センチの身長は、今も伸び続けているという。

「あんなに大きくて足が速い女子選手は今までいなかった。他のスポーツをしていても一流になっていたはずです。(米女子プロリーグの)WNBAでも、実力が認められてスタメンに起用されている」

 ベテラン五輪担当記者がそう言って絶賛するのは、渡嘉敷来夢(とかしきらむ・24)。3大会ぶりの五輪出場を決めた女子バスケ日本代表「隼ジャパン」のエースだ。

 昨夏、中国であったアジア選手権大会(五輪予選)で、日本がアウェーの逆境を乗り越えて中国を破り、出場権を獲得。渡嘉敷は、2大会連続で同大会最優秀選手(MVP)に選ばれた。

 渡嘉敷、吉田亜沙美(28)、本川紗奈生(23)の3人がチームの中心だ。「吉田が司令塔役をきっちりできるようになったのが大きい」(前出ベテラン記者)という。

 関係者らによれば、隼ジャパンは、リオ五輪で8位以内に入れるかどうかという位置づけらしい。

 ラムちゃんの爆発に期待しよう。

週刊朝日 2016年1月15日号