「ほとんどの場合、中枢性めまいには随伴症状があります。[1]ものが二重に見える、[2]話してみてろれつがまわらない、[3]手足やからだに痺れや動かしづらさがある、[4]自分で立てない、の四つを確認してください。[4]は別として、[1]~[3]に当てはまらなければ、約9割の確率で、中枢性めまいではありません。逆に、[1]~[3]の症状がひとつでもあるなら、直ちに救急要請すべきです」
突然のめまいに襲われたとき、耳鼻咽喉科や神経内科、めまい外来に行けばいいのか、直ちに救急車を呼ぶべきなのか、判断基準を覚えておくといいだろう。
めまいの発症率は、加齢とともに増加する。高齢になるにつれ、大脳の平衡補正能力が低下するためだ。めまいの要因も複合的になっていく傾向にある。
「ひとつ原因を解決しただけでは、治癒にはつながらないこともあります。あきらめず、さらに他の原因の可能性を探っていくことが肝要です」(城倉医師)
※週刊朝日 2015年12月11日号より抜粋
チョコやグミの食べすぎ、子どもの健康にどんなリスクがある? “論文マニア”のママ医学博士が語る「注意点」