ホリエモンこと堀江貴文さん(41)は今年1月、五本木クリニックで目じりにあった大きめのシミを取った。今、その部分を近くで見ても痕はなく、周りの肌との区別がつかない。自分からクリニックへ予約を入れたわけではなく、広告企画として「やってみない?」と声をかけられたのが、きっかけだとか。
「前から少し気になってはいたんで、機会があればやろうか、と思っていた」
シミの存在に気がついたのは、証券取引法違反で有罪判決を受け、刑務所にいた39歳のとき。受刑仲間から「社長、最近シミができたよね」と言われたという。
「それまで取材で撮影された自分の写真も見ないし、そんなことを気にしているヒマもなかったけど、刑務所の中はヒマ。人ってヒマになると、そういうことが気になってくる」
美容医療への抵抗感はまったくない堀江さん。10年以上前に、バンコクでホクロを取るレーザー治療も受けたことがある。
「ホクロは1個500バーツで4個取った。日本円で6千円くらい。そのときも『シミを取りに行くから一緒に行こう』と秘書の女性に誘われて、行ったその場で取ってしまった」
近眼のレーシック手術も受けたし、今は全身永久脱毛の最中。合理的で快適になると判断したら、迷わずに動く。
「だって、シミを取るのに躊躇する理由はないでしょう。シミがなくなってモテるとか気分が上がるということもない。シワに比べても意味のないものだから、取っちゃっていい」
そんな感覚が、男性のシミ取りを増やしているのかもしれない。
(ライター・大島真奈美)
※週刊朝日 2014年10月31日号