OLや文化系女子をトリコにするこの笑顔 (c)朝日新聞社 @@写禁
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 多才な草食系男子として若い女性から人気を集める俳優でミュージシャンの星野源(31)が、くも膜下出血のため、しばらくの間休養することになった。

 所属事務所は12月22日、〈先日、星野本人より体調不良の訴えがあり、病院での検査の結果、くも膜下出血と診断されました〉と発表、病状については〈幸い、検査当日に手術を行い早期対処が出来たことにより、術後の経過は良好で、順調に回復しております〉と説明している。

 松尾スズキ、宮藤官九郎ら個性派揃いの劇団「大人計画」に所属する星野。優男的な風貌と自在な演技で、映画、テレビに引っ張りだこの存在だ。歌手としての評価も高く、2012年11月にリリースした、シングル「知らない」は、オリコン最高5位を記録している。

 それにしても、まだ31歳。ところが、この若さでのくも膜下出血は決して珍しいことではないと、東京慈恵会医科大学病院脳血管内治療部の村山雄一診療部長は言う。

「一般的には50~60代で発症することが多いですが、20~30代でも十分に起こりうる病気です。動脈瘤のある人はもちろんのこと、喫煙者、高血圧などの危険因子を抱える人も気をつけなければなりません」

 芸能界では11年10月、人気音楽グループglobeのKEIKOが39歳でくも膜下出血で倒れ、現在もリハビリを続けている。スポーツ界でも10年4月、巨人の木村拓也内野守備走塁コーチ(享年37)が、練習中に倒れ、そのまま帰らぬ人となった。

「危険因子を抱えていない人でも発症する場合もあります。これに対しては、画像診断などで定期的な検査をするほかありません」(前出・村山医師)

 現在の星野は〈常に意識はある状態で、会話もしっかりしております〉ということで、ファンは一安心だろう。今後については、〈しばらくの間お休みを頂き、回復に時間を充てさせて頂きたいと思っております〉として、13年春ごろの復帰を目指している。

週刊朝日 2013年1月4・11日号